毎月届くガスの請求書を見て「また高い…」とため息をついていませんか?ガス代は光熱費の中でも節約しやすい費目のひとつです。日々のちょっとした習慣を見直すだけで、年間2万円以上の削減も十分に実現できます。この記事では、給湯・キッチン・暖房の3つのカテゴリに分けて、今日から実践できる節約方法を15個厳選。具体的な節約金額の目安も示しながら、優先度の高い方法から分かりやすく解説します。
【結論】効果が高いガス代節約方法TOP5

数ある節約方法の中から、特に効果が高く・今日から実践できる方法を厳選して紹介します。
まずTOP5を把握してから細かいテクニックに進むと、最短距離で節約効果を実感できます。
今日から実践できる節約効果ランキング
以下は、手軽さと節約効果のバランスを考慮したランキングです。
シャワー時間を1分短縮する:年間約8,000円節約。毎日のシャワーを少し短くするだけで大きな効果があります。節水シャワーヘッドを導入する:年間約7,000円節約。初期費用3,000〜5,000円で早期に回収可能。追い焚き回数を減らす:年間約6,000円節約。家族で続けて入浴する習慣をつけるだけ。給湯温度を40℃に設定する:年間約4,000円節約。設定を変えるだけで即効果あり。浴槽の湯量を減らす:年間約3,000円節約。普段の水位より5cm下げるだけで節約できます。
年間2万円以上の削減も可能
上記TOP5の節約方法をすべて実践した場合、合計で年間約28,000円の節約が見込めます。
さらにキッチンや暖房の節約も加えれば、年間3万円超えも現実的な目標です。
「たった2万円」と思うかもしれませんが、5年で10万円・10年で20万円の差になります。
節約は小さな積み重ねが大切です。できるものから少しずつ取り組んでみましょう。
あなたのガス代は高い?平均額と高くなる原因を解説

節約を始める前に、まず自分のガス代が「高いのか・普通なのか」を正しく把握することが重要です。
平均額と比較することで、どのくらい節約の余地があるかが見えてきます。
【世帯別】ガス代の平均月額一覧
総務省の家計調査データをもとにした、世帯別のガス代平均月額は以下の通りです。
世帯構成ガス代平均月額年間合計一人暮らし約2,000〜3,000円約24,000〜36,000円2人世帯約3,500〜4,500円約42,000〜54,000円3〜4人世帯約5,000〜7,000円約60,000〜84,000円5人以上世帯約7,000〜10,000円約84,000〜120,000円
※冬場(12〜2月)は夏場の1.5〜2倍程度に跳ね上がるケースも多いため、年間平均で比較するのがポイントです。
上記の平均より月額1,000円以上高い場合は、節約の余地が十分あると判断できます。
ガス代の約7割は「給湯」に使われている
家庭のガス使用量の内訳を見ると、給湯(お湯を沸かす)が約68〜70%を占めています。
給湯(お風呂・シャワー・洗い物):約68%暖房(ガスファンヒーターなど):約16%調理(コンロ・オーブン):約16%
この数字からも分かるように、給湯の節約が最も効果的です。
お風呂やシャワーに関わる習慣を見直すだけで、全体のガス代を大幅に削減できます。
ガス代が高くなる3つの主な原因
ガス代が平均より高くなる原因は主に3つあります。自分の生活習慣と照らし合わせてみてください。
長いシャワー・深い浴槽:シャワーの時間が長い、または浴槽に多くのお湯を張る習慣があると、給湯コストが大幅に増加します。給湯器の設定温度が高すぎる:給湯温度を46〜50℃に設定している家庭は多いですが、40〜42℃で十分な場合がほとんどです。追い焚きの多用:家族がバラバラに入浴して何度も追い焚きをすると、1日で数十円〜100円以上のガス代がかかります。
これら3つの原因に心当たりがある方は、次のセクションの節約方法を実践するだけで大きな効果が期待できます。
【お風呂編】給湯のガス代節約方法6選

ガス代の約7割を占める給湯の節約が、最も優先すべきポイントです。
お風呂・シャワーに関する6つの節約方法を、効果の高い順に解説します。
シャワー時間を短縮する(年間約8,000円節約)
シャワーの使用時間を1分短縮するだけで、月約700円・年間約8,000円の節約になります。
シャワーは1分間に約10リットルのお湯を使用します。1回のシャワーが15分の場合、10分に短縮するだけで50リットルのお湯を節約できます。
実践するコツを以下に紹介します。
シャンプー・コンディショナー中はシャワーを止める浴室に入る前に洗顔・歯磨きを済ませるタイマーをセットして時間を意識する
「シャワーを止める」という習慣を身につけるだけで、意識しなくても自然に節約できるようになります。
お湯の設定温度を40℃に下げる(年間約4,000円節約)
給湯器の設定温度を46℃から40℃に下げると、年間約4,000円の節約効果があります。
一般的な給湯器は出荷時に40℃または50〜60℃前後に設定されていることが多い(単水栓か混合水栓かによって異なる)ですが、シャワーで使う際は水で薄めているケースがほとんどです。
最初から40℃に設定しておけば、水を混ぜる必要がなく無駄な熱エネルギーを削減できます。
設定方法はメーカーにより異なりますが、給湯器のリモコンから簡単に変更できます。
ただし、食器洗いや手洗いには42〜45℃が快適な場合もあるため、用途に応じて調整してください。
追い焚き回数を減らす工夫(年間約6,000円節約)
1回の追い焚きには約1〜5円のガス代がかかります。毎日2〜3回の追い焚きをすると、年間6,000〜10,000円になることもあります。
追い焚きを減らすための具体的な工夫を以下にまとめます。
保温シートを活用する:浴槽に保温シートを浮かべるだけでお湯が冷めにくくなります。約2〜3時間は温度をキープ可能。浴槽の蓋をこまめに閉める:入浴前後に蓋をすることでお湯の温度低下を防げます。家族の入浴時間を近づける:追い焚きが必要になる前に次の人が入るようスケジュールを調整しましょう。
保温シートは1,000〜3,000円で購入でき、数ヶ月で元が取れる優秀なアイテムです。
浴槽のお湯の量を減らす(年間約3,000円節約)
浴槽に張るお湯の量を通常より5cm(約10リットル)減らすだけで、年間約3,000円の節約になります。
一般的な浴槽に200リットルのお湯を張る場合、190リットルに減らすだけで毎日8〜10円の節約になります。
少し浅く感じる場合は、半身浴スタイルに切り替えるのもおすすめです。
半身浴はお湯の量を約半分にでき、体への負担も少ないため一石二鳥の節約方法です。
節水シャワーヘッドを導入する(年間約7,000円節約)
節水シャワーヘッドに交換するだけで、水量を30〜50%削減でき、年間約7,000円の節約が期待できます。
初期費用は3,000〜10,000円程度ですが、多くの製品が半年〜1年で元が取れるコスパの高い投資です。
節水シャワーヘッドの主なタイプを以下にまとめます。
タイプ節水率価格帯マイクロバブル型約30%3,000〜8,000円ストップボタン付き約50%3,000〜6,000円ウルトラファインバブル型約40%5,000〜15,000円
取り付けはアダプターを回すだけで工事不要。賃貸住宅でも手軽に導入できます。
家族が続けて入浴する
家族が時間をあけずに続けて入浴することで、追い焚きの回数をゼロに近づけることができます。
お湯は1時間放置すると約2〜3℃冷めます。30分以内に次の人が入ればほぼ追い焚き不要です。
「入浴の順番ルール」を家族で決めておくと、習慣として定着しやすくなります。
帰宅した順に入る・子どもを先に入れてから大人が続けて入るなど、家庭の状況に合わせて調整しましょう。
【キッチン編】調理・食器洗いのガス代節約方法5選

調理に使うガスは全体の約16%ですが、毎日の積み重ねで年間数千円の節約が可能です。
今日から実践できるキッチンでの節約方法を5つ解説します。
火加減は中火がベスト(強火のムダを防ぐ)
料理の際に強火を使い続けるのは、実はガスのムダ遣いです。
鍋底より炎がはみ出すような強火は、エネルギーロスになるだけで調理スピードはほとんど変わりません。
炎が鍋底に収まる中火がもっとも熱効率の高い火加減です。
中火に変えるだけでガスの使用量を約20〜30%削減でき、月50〜100円程度の節約につながります。
また、水を沸騰させる際は最初だけ強火にして、沸騰後は中〜弱火に落とすのが効率的です。
鍋やフライパンに蓋をして調理する
鍋に蓋をするだけで熱効率が格段に上がり、加熱時間を20〜30%短縮できます。
蓋をすることで蒸気が逃げず、内部の温度が早く上昇します。
パスタの茹で湯やスープを作る際は特に効果的で、沸騰までの時間を大幅に短縮できます。
圧力鍋を活用すれば、調理時間をさらに1/3〜1/4に短縮でき、ガス代の削減効果も高まります。
電子レンジを活用して加熱時間を短縮
電子レンジとガスコンロを比較すると、電子レンジのほうがエネルギー効率が高い調理方法が多くあります。
野菜の下茹で → 電子レンジでの加熱に変更冷凍食品の解凍 → ガスコンロではなく電子レンジで少量の再加熱 → 鍋で温めるよりレンジが効率的
例えば、じゃがいもを茹でる際に電子レンジを使えば、ガスで茹でるより約80%の時間短縮が可能です。
電気とガスの料金比較によって節約効果は変わりますが、調理時間の短縮は確実に実現できます。
食器洗いのお湯の温度を下げる
食器洗いには42〜45℃のお湯が必要と思われがちですが、40℃前後でも十分な洗浄力を発揮できます。
食器洗い用の給湯温度を2〜3℃下げるだけで、年間1,000〜2,000円の節約になります。
また、洗い物をためてからまとめて洗う習慣をつけると、お湯を出す回数が減りさらに節約できます。
食洗機がある家庭は、手洗いよりも水とガスの使用量を抑えられる場合が多いので積極的に活用しましょう。
まとめ調理・作り置きでガス使用回数を減らす
週1〜2回のまとめ調理(作り置き)を取り入れることで、毎日の調理でガスコンロを使う回数を大幅に減らせます。
毎日3食分を別々に調理する場合と比べて、作り置きにすればコンロの使用時間が30〜40%削減できる計算です。
節約以外にも、毎日の料理の手間が減るメリットがあります。
休日に1〜2時間で5〜6品を作り置きしておくだけで、平日の夕食準備が格段に楽になります。
【暖房編】冬のガス代を抑える節約方法3選

冬はガスファンヒーターの使用により、ガス代が夏場の2倍以上になることも珍しくありません。
暖房にかかるガス代を賢く抑える3つの方法を紹介します。
ガスファンヒーターの設定温度を1℃下げる
暖房の設定温度を1℃下げるだけで、ガス使用量を約10%削減できます。
環境省でも「冬の暖房は20℃が目安」と推奨しており、21℃から20℃に下げるだけで節約効果は大きいです。
寒さが気になる場合は、設定温度を下げつつ厚着・靴下・膝掛けなどを活用する方法も効果的です。
外出・就寝時には設定温度を下げるか電源をオフにすることも忘れずに実践してください。
暖房器具を使い分けて効率化する
ガスファンヒーターは部屋全体を暖めるのに向いていますが、一人でいる時間が長い場合は電気カーペットや電気毛布のほうが効率的です。
暖房器具の使い分けのポイントをまとめます。
在宅人数が多い・広い部屋:ガスファンヒーターが効率的一人での作業・テレワーク中:電気毛布・こたつで局所暖房就寝時:電気毛布に切り替えてガスを使わない
ガスファンヒーターと他の暖房器具を組み合わせることで、ガス代を月500〜2,000円削減できるケースもあります。
窓の断熱対策で暖房効率を上げる
部屋の熱の約50〜60%は窓から逃げます。断熱対策をするだけで暖房効率が大幅に上がり、ガス代を抑えられます。
コストをかけずにできる断熱対策を以下に紹介します。
断熱シート(プチプチシート)を貼る:100〜200円で購入でき、体感温度が2〜3℃変わります。厚手のカーテンにする:冷気の侵入を防ぐドレープカーテンに変更しましょう。すき間テープを貼る:窓枠・ドアのすき間から入る冷気をシャットアウトできます。
断熱シートは1,000円以下で購入でき、冬1シーズンでその費用を十分に回収できます。
【一人暮らし向け】ガス代節約で特に効果的なポイント

一人暮らしのガス代は月2,000〜3,000円が平均ですが、生活習慣次第で1,000円台まで下げることも可能です。
一人暮らし特有の節約ポイントを解説します。
シャワー派なら給湯温度の見直しが最優先
一人暮らしの多くはシャワーのみで浴槽を使わないため、給湯温度の見直しが最もコスパの高い節約になります。
給湯温度を40℃に設定し、シャワー時間を1日1分短縮するだけで月200〜300円の削減が可能です。
シャワーの使用時間をスマホのタイマーで管理する習慣をつけると、自然に時間を意識できるようになります。
また、外出前や運動後など必要な時だけシャワーを使うライフスタイルへの見直しも効果的です。
自炊頻度に合わせたキッチンの節約術
一人暮らしで自炊頻度が低い場合は、食器洗いの頻度を減らす工夫が効果的です。
「一回の食事でなるべく洗い物を出さない調理法」を意識するだけで、食器洗いのガス・水道代を抑えられます。
自炊頻度が高い方は週末の作り置きが特に効果的で、月曜〜金曜の調理ガス代を60〜70%削減できます。
フライパンや鍋をそのまま食器として使える調理法(どんぶり・鍋料理など)を活用するのもポイントです。
さらにガス代を安くしたい人向けの節約方法

日々の習慣を見直した後は、さらに踏み込んだ節約策を検討しましょう。
ここでは、初期投資や契約変更を伴う「大きな節約」につながる方法を3つ紹介します。
ガス会社の切り替えを検討する
2017年のガス小売全面自由化以降、都市ガスの会社を自由に選べるようになりました。
ガス会社を切り替えることで、現在の料金より5〜15%安くなるケースがあります。
例えば月5,000円のガス代なら、切り替えだけで年間3,000〜9,000円の節約になります。
切り替え費用は基本的に無料工事不要でガス管・ガス機器はそのまま使えるガスの品質・供給は変わらない
ガス会社の比較には各社の公式サイトや経済産業省 資源エネルギー庁のガス小売自由化ページが参考になります。
省エネ給湯器(エコジョーズ)への買い替え
エコジョーズは従来型給湯器より熱効率が約15%高く(従来型約80%→エコジョーズ約95%)、ガス代を年間1万〜2万円削減できる省エネ給湯器です。
給湯器の寿命は約10〜15年です。買い替え時期を迎えた際は、エコジョーズへの切り替えを強くおすすめします。
エコジョーズと従来型給湯器の比較をまとめます。
項目従来型給湯器エコジョーズ熱効率約80%約95%年間ガス代(4人世帯目安)約70,000円約55,000〜60,000円本体価格(工事費込み)約10〜15万円約15〜25万円
価格差の5〜10万円は年間1〜2万円の節約で5〜10年以内に十分回収できる計算です。
電気とのセット契約でまとめ割を活用
電気とガスを同じ会社でセット契約すると、ガス代・電気代それぞれに割引が適用される「セット割」を利用できます。
割引率はサービスによって異なりますが、電気・ガス合わせて月500〜2,000円程度の節約になるケースが多いです。
主な電気・ガスセット契約のメリットをまとめます。
請求書が一本化されて管理が楽になるポイントプログラムを共通化できる契約手続きが一度で済む
現在の電気会社とガス会社が別々の場合は、セット割のあるプロバイダーへの乗り換えを検討してみましょう。
ガス代節約の効果を最大化するコツ

節約方法を実践するだけでなく、その効果を「見える化」し「継続する仕組み」を作ることで節約効果が最大化されます。
毎月の使用量を記録して効果を見える化する
節約の効果を実感するには、毎月のガス使用量(㎥)と金額を記録する習慣が非常に有効です。
ガスの検針票や各ガス会社のアプリ・マイページで使用量を確認できます。
以下のような記録方法がおすすめです。
スマホのメモアプリや家計簿アプリに月ごとに記録するガス会社のマイページでグラフを確認する昨年同月比で増減を把握する
「先月より500円下がった」という数字が見えると達成感が生まれ、節約を継続するモチベーションになります。
家族全員で取り組むことで効果が倍増
節約は一人だけが頑張っても限界があります。家族全員で取り組むことで節約効果が2〜3倍になります。
子どもも含めた家族会議で「シャワーは10分以内」「お風呂は続けて入る」などのルールを決めると定着しやすくなります。
節約した分を「家族旅行の積立」など楽しい目標に回すと、全員がモチベーションを持って取り組めます。
月単位で目標金額を設定し、達成した月はご褒美を設けるゲーム感覚の節約も非常に効果的です。
まとめ:優先度の高い節約方法から今日始めよう

この記事で紹介したガス代の節約方法を振り返り、今日から取り組む行動計画を立てましょう。
まず取り組むべき優先度の高い節約方法
給湯温度を40℃に設定する(今すぐできる・年間約4,000円節約)シャワー時間を1〜2分短縮する(今日から・年間約8,000円節約)家族で続けて入浴するルールを決める(話し合うだけ・年間約6,000円節約)節水シャワーヘッドを購入する(数日以内に・年間約7,000円節約)ガス会社の切り替えを検討する(1ヶ月以内に・年間3,000〜9,000円節約)
これら5つの方法を実践するだけで、年間2〜3万円のガス代削減が十分に達成可能です。
大切なのは「完璧にやろうとしない」こと。できることから少しずつ始めて、自分の生活に合った節約スタイルを見つけてください。
毎月の使用量を記録しながら効果を確認することで、節約のモチベーションを保ちやすくなります。
ガス代の節約は今日の小さな行動が長い目で見ると大きな差になります。ぜひ今日から一つひとつ実践してみましょう。


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